名物特急やくも引退、“撮り鉄”が「こだわりの構図」迷惑行為も

名物特急「やくも」引退　“撮り鉄”続々…「こだわりの構図」迷惑行為も　地元は悲鳴
　最後の国鉄型特急「やくも」の引退が迫り、多発する迷惑行為に地元が悲鳴を上げています。

■対策も…有効な手を打てず特急「やくも」の前に…“不届き者”の姿も
　根元から折られた標識に、路上に捨てられたゴミの山。立ち入り禁止の柵も壊されました。“不届き者”の姿も…。

一部の「撮り鉄」による迷惑行為
　これらはすべて、撮影を趣味とする鉄道ファン、いわゆる一部の「撮り鉄」による行為だとみられています。

鳥取・日野町役場　三好郁瑠主事
「リバイバルカラーといった限定色の『やくも』が運行して、6月までに運行が終了するので、『撮り鉄』の方が多く来ていただくことになった」日本で最後の国鉄型特急「やくも」
　岡山と島根を結ぶ特急「やくも」。日本で最後まで残った、国鉄時代の車両で運行されている特急です。

4月から新型車両が導入
　しかし、4月からは新型車両が導入されることが決まっていて、国鉄型の車両を見ることができるのも残りわずか。沿線の撮影スポットには日を追うごとに「撮り鉄」の姿が増えているといいます。

三好主事
「来てくれるのは大変ありがたい。しかし、一部のマナーが悪いと、地域住民が不安を抱えることになる」対策も有効な手を打てず
　町は警察やJRと対策を協議しているほか、臨時の駐車場を設置したり、見回りを強化したりしていますが、有効な手は打てていません。

　そこには、「撮り鉄」がこだわる“ある理由”がありました。

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