舘ひろしと柴田恭兵の”あぶない”な魅力
3日、神奈川・横浜で行われた映画「帰ってきたあぶない刑事」の完成披露試写会に、主演の舘ひろしと柴田恭兵が登場した。客席から黄色い悲鳴のような声援が沸き起こる中、二人は旧知の仲間として和やかな雰囲気を醸し出していた。
舘は「8年ぶりだけど、そんなに空いてた気がしない。3年前くらいな気分」と、まるで時を経ずに”あぶない刑事”に復帰したかのようだ。柴田も「舘さんに会えるのが本当にうれしくて」と、コンビを組んだことへの喜びを口にした。
二人の掛け合いは、まさに”あぶない”なほどユーモア溢れるものだった。女優の吉瀬美智子から「セクシーでダンディーな色気の保ち方」を問われると、舘は「年中、女性のことしか考えてない」と返す一方、柴田は「よく食べてよく寝ること」と実に的確な答えを放った。会場からは爆笑が起きていた。
西野七瀬の新たな船出
同作の完成披露舞台あいさつには、元乃木坂46の西野七瀬も出席した。3月に俳優の山田裕貴と結婚を発表して以来、初めての公の場となる。
左手の薬指に指輪はなかったが、幸せオーラを振りまいていた西野は「撮影から時間がたち、お久しぶりです。すごく緊張してます。貴重な時間を堪能したいです」と、新たな人生の門出に立った女優としての決意を語った。
「あぶない刑事」の魅力と期待
「あぶない刑事」は1986年に日本テレビ系で放送された人気刑事ドラマで、2016年の映画「さらば あぶない刑事」では、主人公の鷹山敏樹(舘)と大下勇次(柴田)が刑事を退職し、ニュージーランドで探偵業を営む結末だった。
しかし、今作では横浜に戻り、”一日署長”として難事件解決に挑むストーリーとなっている。舘は「若いスタッフ、若い監督で作った、今までとは違った『あぶない刑事』に仕上がった」と自信を見せた。
柴田も「ヒットするか、大ヒットするか、大大ヒットするかはお客さん次第。でも必ずヒットはします」と太鼓判を押し、「でも、心にステキな思いが残る作品です」と語った。名コンビの活躍と新たなドラマに期待が高まる。