1 樽悶 ★ :2024/06/02(日) 10:32:46.91 ID:MRHs6hxv9
MMT的な考え方が具体的にどういうことを意味するのか、政府が公共事業を発注する場合を例にとって見てみよう。政府はあらかじめ国会で議決を得た予算に基づき、たとえば一億円で道路の補修をゼネコンA社に発注する。政府はA社がB銀行に持っている口座に対し、1億円の振り込みを日銀に指示する。
現行のルールでは、この1億円は国の歳入の中から支出することになっている。歳入とは、大まかに言って税金と公債金、つまり国債を発行して民間から借りるお金の合計だ。
しかし、歳入の範囲内で歳出(政府の支出)を賄わなければいけないというのは、あくまで政府が自らを縛るルールとして定めたものである。ルールの存在さえ脇に置けば、B銀行にあるA社の口座に対して1億円を振り込むよう政府が日銀に指示するのに、原資は必要ない。日銀がB銀行に1億円を送金する際も、単に帳簿(電子データ)の上で1億円を書き足すだけで、何らかの資産による裏付けが必要になるわけではない。
厳密に言うと、その1億円は日銀の負債として計上されるが、企業や家計の借金とは根本的に異なり、その負債は返す必要もなければ、誰かに返済を迫られる恐れもない。というか、そもそも貸し手は存在せず、ただ便宜上、一般的な貸借対照表のスタイルに則って負債として計上しているだけである。
(省略)
ただ、およそすべての国で、歳出は歳入の範囲内で賄うルールになっている。多くの積極財政派も含めて伝統的な見方は、金本位制から管理通貨制に移行して以来、貨幣の価値を裏付けるものは政府の信用に変わったため、その信用が何よりも大事で、信用を維持するためにはそうしたルールが不可欠だからだと考える。
MMTは、こうしたルールは今日では必要なく、にもかかわらず存在するのは、アメリカが金本位制を採用し、多くの国が自国通貨と米ドルの固定相場制を採用していたブレトンウッズ体制のなごりで一種の思い込みに過ぎないとの立場をとる。1971年に米ニクソン大統領が金とドルの交換停止を発表し、ブレトンウッズ体制が崩壊したことにより(ニクソン・ショックやドルショックとも呼ばれる)、実際は不要になったにもかかわらず、いわば惰性で残り続けたとの解釈だ。
固定相場制の場合も、たとえば日本は1971年まで1ドル=360円の固定レートを採用していたが、無制限に貨幣を発行すると、変動相場制では円の下落というかたちで調整がなされるが、そうした調整はできなくなる。決められた交換レートを維持するためには政府・日銀がドル売り円買い介入をすることが必要になるが、自由に刷れる円と違ってドルの保有量には限りがあるため、レートの維持ができなくなる。
■MMT的な財政の在り方
なお、過去にアルゼンチンやロシアがデフォルト(債務不履行)に陥ったのは、外貨(主に米ドル)での借り入れがあったためで、この場合の返済能力も外貨保有量及び外貨獲得能力に縛られ、変動相場制をとっていたとしても財政には大幅な制約が課せられる。財政危機に陥り、同じくデフォルトしたギリシャも、ユーロは自国の法定通貨だが、発行権はドイツ・フランクフルトにある欧州中央銀行(ECB)にしかなく、事実上外貨で借り入れ、外貨建てで経済を運営しているのと変わらない。
MMT的な考え方でいけば、管理通貨制と固定相場制をとる限り、国家は好きなときに好きなだけ自国通貨を発行し、少なくとも国内で販売されるモノやサービスを買うことができる。あるいは年金をはじめ、各種の給付を行うこともできる。
また、税収が足りないからといって国債を発行して借金をする必要も実はなく、政府は日銀に指示するだけでマネーを作り出し、伝統的に国債に頼っていた不足分をいくらでも補うことができる(これをOvert Monetary Financing=明示的財政ファイナンスと呼ぶ)。
ならば税金を取る必要もなくなるではないかという疑問が浮かぶだろうが、MMTの考え方に立つと、税金とは財政支出の原資を作るために必要なのではない。税金は主に、所得を再分配し、社会的な公正さを高める目的と、インフレを制御するために必要だということになる。つまり、景気が過熱し、物価が上がりすぎた(あるいは上がりすぎる兆候が見られる)場合、政府は増税や歳出削減を通じて通貨の流通量を減らすことで、インフレを抑えることができる。
もう一つ、かなり抽象的だが、納税は貨幣で行われ、国家はさまざまな強制力をもって納税を義務付けることができるため、税の存在自体が貨幣に対する需要を作り出し、ひいては貨幣の価値を裏付けるとの説を採用しているのもMMTの特徴だ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/7af5837abe1856694b27c4fdb10ed62f4175a614
★1:2024/06/02(日) 06:35:42.08
https://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1717277742/
税は日本が生み出した付加価値の中からどのくらいの割合で社会投資するかという指標。
国債は日本が将来生み出す付加価値の前借。
中国やアメリカのように経済成長している(付加価値創造が増えている)国が
雪だるま式に債務が増えていても将来の支払いに疑義は持たれないけど、
日本のように少子高齢化によるデフレで内需が縮小している国の国債は
雪だるま式に債務が増えていけば将来の支払いに疑義が持たれ誰も所有しようとしなくなる。(破綻する)
国債を使って付加価値を産まない人たちにお金を配れば、なおさらに破綻へまっしぐらだよ。
ビットコインの現物ETFが承認されたのと
世界各国が刷りまくってて
どうなるのかわからからだってな
円よりはビットコインでしょー
日本は破綻しなくても、円の価値は今の1/10になるのは目に見えてる
日本国は破綻しませんよ、国民の生活は知りません
ウラジーミル・レーニン
【ロシアの革命指導者。ソヴィエト連邦初代指導者。】
それだけの話なのに何でそんな議論になってんの?
国の通貨は無限に刷られて価値が下がるから
通貨量が制限されるビットコインのがいいとう考え
ダメだと思うなら
海外資産、ゴールド、ビットコインに
逃げればいいだけの話だからな
通貨の価値は下がり続けるとみんな理解しちゃった
うん、俺は20年前からそうしてる
ただ給与所得しかないから、いくら含み益があっても安心できない
100倍のインフレがあるとどうなるかわからない
俺は今農地を買おうと思ってる
財政ヤバい国はドル建て高金利国債出す羽目になったりするんだし
経済なんてみんながそう思う事で成り立ってる事が多いから、みんながこのように思ってくれればそうなるという結論にはなる
>>980
あのさ、よく読めよ
資金需要を作り出すのが国債発行(財政出動、減税)だと言っているだろ
MMT批判派は文盲なのか?
つまり国債で生まれた金が国民に廻ってる、と言いたいんでしょ?
それでいいならどうして経済成長しないのか
どうしてドルなどに代わって外国で運用されて
その結果円安になってインフレになってるのか。
国民の資産2000兆円とかはそうやって動いてるんだよ。
国内に需要がないからだよ、その結果の円安だ。
あの気持ち悪い1万円札は持ちたくない
なんで短期のぐるぐる回してるんや
日本だけのルール古すぎや
ゴールド、ビットコインは発行者がいない
欧州通貨のユーロは正しかった?
6000万人が働いてない
そのアメリカも限界近いんじゃねえの
戦争特需でもない限り
国債を買い入れるどころか吐き出す側に回る
3日前
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一言で言ってしまえば「お金が重要なのではない」ということだと思います。
お金に価値があるのは、それと交換できる保証や市場が存在するから。
しかし、お金が通用する環境や資源などは無限ではなく、人々の不断の努力によって支えなければならない事。
昨今言われてるのは、その大切な不断の努力を継続するために、お金を使うことを抑制しようとする議論が在るからです。
これは本末転倒も良いところで、そうした不断の努力を既存することこそ我々の生存に決定的かつ根本的な打撃を与えることになります。
そして不断の努力を継続するにあってはお金の使用、支出が必要不可欠です。
この一連の脈絡を汲み取れてるか否かが鍵ではなかろうかと思います。
wlp********
2日前
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正にその通りだと私も思います。お金に価値が有るわけではなく、その国の資源や市場経済に価値があるのだと思わないと、ただ金があればいいと勘違いしてしまうのだと思います。
お金はあくまで経済を回すためのツールだと考えないとおかしな方向に進みます。
市場分は日銀が買い取ればいい
低金利国債大量に抱え込んだFRBも逆ザヤの大赤字で債務超過地獄に転落中
地道な教育研究開発投資を通して人を育てて国を建て直さないと
勉強して仕事しろよ日本人、金が湧いてくる魔法を信じるのは勝手だが傾倒するな